土地探し ー 田舎伊豆で暮らす2
前回の記事からの続きになります、前の記事をまだ読んでいない方はこちらから読んでみてください。
建築が可能な土地であることが分かってもどの程度の規模のものが建つのか、既に建っている建物がある場合はそれが使えるのか、解体する際はどのくらい費用が必要なのかと考えなければいけないことが多く、探してはみたものの問い合わせをしたり結論をだすことは後回しにしてしまっている方も多いと思います。
手持ちの土地に家を建てるにしても市街化調整区域の多い田舎では一筋縄でいかないケースが多々あります。
モデルハウスでハウスメーカーの営業に聞いたり、市役所の建築相談窓口で確認したりと手を尽くしてもそれぞれの回答に食い違いがあり結局どちらの回答が正しいのか分からないという方も多いです。
不動産屋さんに聞けば全て分かるのであれば一番いいのですが土地も建築も検討項目が多く建築の事に関しては対応しきれない不動産屋さんも多いです。私も知り合いに頼まれ、土地探しの相談や古屋付物件の古屋の内覧同行を頼まれた経験があります。レトロなデザインを好む方が増えたことで築50年前後の物件をリフォーム・リノベーションしたいという見積り相談も何件か対応させていただいたこともあります。
今までの経験を総合すると結局はケースバイケースですという回答しかできないのが市街化調整区域の厄介なところでだからこそ早めに相談を頂きたいというお話になります。
『相談となると費用が・・・』と考える方も多いかと思いますが地元の工務店であればその程度の相談であれば費用を頂かないことが多いかと思います。実際に私も頂いたことはありません。
ではどのタイミングで費用が発生するのかということですが市役所や確認検査機関、土地家屋調査士等と協議相談する段階では費用は発生しない場合が多く、それぞれの機関が実際に申請書類を作り審査をするタイミングから費用が発生します。だからと言って実際に建てられるとなった方からのみ相談料を頂くとかそういうシステムでもありません。
許認可に関する手続きの費用のみ発生します。ですから建築可能な土地であるとわかったら是非それまで相談に乗ってくれた方にその後の工事を頼むようにしてあげてください。伊豆で個人で工務店を営んでいる大工さんは人の良い方が多いので親身になって相談を受けてくれると思います。
田舎伊豆で土地探しをする際は地場の工務店に気軽にお声かけ頂ければと思います。