アンケート結果から読み取る注文住宅購入者談②
今回は前回に続きおうちパレットというサイトにて実施されたアンケートの結果を参考にさせていただきながら注文住宅購入者の実態を見てみたいと思います。
アンケートの詳細が見たい方はこちらからアクセスしてみてください。
調査日:2021年4月23日~4月30日
集計対象:男女3000人
調査機関:アンケートサイト「ボイスノート」
建てた家の間取りについては1/3が4LDKで、次いで5LDK→3LDKの順になっています。
イメージでは敷地の縮小と少子化の影響で子供部屋が1部屋あればいいかという家庭が増え1階に水回りとLDK+1部屋、2階に寝室と子供部屋という構成の3LDKが主流になっている予想でしたが結果は2階に3部屋構成の4LDKが主流ということでした。
また、次点で5LDKという結果も予想に反し一部屋当たりは狭くても個々のプライバシーを確保したいえづくりがキーワードになっているのかと思います。
夫婦共働きの影響で子供の世話や介護等の為に建築当初は別居である親用に部屋を1つ用意するというケースも考えられるかと思います。
『家は3回建ててようやく満足できるものが建つ』と言われていますが、失敗した設備、場所に関しては回答者の半数以上が失敗した設備や部屋はないと答えているようです。皆の希望をすべて盛り込んだ計画が仕上がれば一番理想なのですが夫婦それぞれの希望がぶつかったり、予算的な問題であったりと全てを盛り込むことはできません。そのためよく話し合い計画の段階で優先順位をつけて切り捨てる選択を迫られるのですが、半数以上のケースで最終的な取捨選択が上手く働いていることになります。
いえづくりでは『もっとこうできたのにということはあっても、ここが気に入らないというところはない』これが最も重要です。家族みんなで話し合ってみんなが納得するいい家をつくりましょう。
アンケートで失敗した場所として1位になっている収納は、計画段階ではあまり重要性を感じない為多くの方が居住空間を優先して計画を進めるけれど実際に住み始めると容量不足で不満が出る代表例です。
収納率は12-15%が理想とされています。計画の初期・中期・後期それぞれで一度収納率を計算して収納が足りているのかチェックしてみましょう。